TK-3 (First to Fight 1/72)
1929年にイギリスから輸入したガーデンロイドMk. VIを元に開発されたタンケッテです。シンプルな箱型の装甲は4mm~8mmとオリジナルより若干強化されています。フォードエンジンを搭載し、最高速度は46km/hでした。1931年から33年にかけて300両生産され。主に偵察大隊に配備されました。キットはFirst to Fightのインジェクションです。
TKS(First to Fight 1/72)
ポーランドがガーデンロイドMk. VIをベースに開発したタンケッテTKー3のバリエーションです。傾斜面を組み合わせた複雑な構造に変更し、戦闘室スペースを確保。これにポーランド国産の20mm機関砲を搭載したのが本車です。1939年から既存のTK-3等からの改修が開始されましたが、開戦により生産台数は少数に留まりました。開戦時のドイツ軍I号、II号より強力な車両であり、開発の遅れが惜しまれます。
TKD SPG (First to Fight 1/72)
TK-3の派生型として、1932年に製作された自走砲です。上部構造物を改造してオープントップにし、ブトー37mm砲を搭載しています。4両製造され、騎兵旅団に試験配備されたようです。1938年ズテーテンランド割譲時にポーランドもチェコ領を自国に編入していますが、その際に本車も投入されています。キットは上記と同様First to Fight のインジェクションです。
Vickers E (First to Fight 1/72)
英国ビッカース社が輸出用にプライベートベンチャーで開発した軽戦車です。1926年の発表後、30年代に多くの国に輸出されました。有名なところでは、ソ連のT-26は本車をベースに開発されたものです。ポーランドも同様に本車を採用し、後に主砲を45mm砲に換装した7TPを開発しています。キットはFirst to Fightのインジェクションです。
7TP(First to Fight 1/72)
上記ビッカースE型にポーランド独自の改良を加えたのが本車です。エンジンがより強力なPzInz.235液冷直列6気筒ディーゼルに換装され、これに合わせて車体形状が変更されています。武装も37㎜対戦車砲にアップグレードされた本車は「ポーランド軍7トン戦車」(7TP)との命名されました。開戦段階では、ドイツ軍戦車より優れた性能を誇りましたが、絶対数の不足、運用面の問題から十分な活躍を果たすことなく終わりました。