ドイツ火砲一覧 German Guns in 1-76 & 1-72

2cm Flak 30, 1-76, Milicast

 

1934年に採用された57口径対空機関砲です。ラインメタル・ボルジーク社により生産され、陸海空の各軍で幅広く利用されました。初速の遅さが課題となり、Flak38に代替されることになりますが、ドイツ軍を代表する機関砲の一つです。個人的には、大昔のエッシーの1tハーフに搭載されていた機関砲の印象が強いです。キットはミリキャストのレジン。MMSのフィギュアと組み合わせてみました。

8.8cm Flak 18, 1-76, Fujimi with AB-Figures

 

1928年に生産開始された8.8cm砲、通称Acht-Acht です。対空砲として開発されましたが、スペイン内戦での経験から対戦車用途を織り込んだ仕様になっています。Flak18は、アフリカ戦線のハルファヤ峠の戦いで数多くのマチルダを撃破したのが有名で、後継のFlak36/37につながっていきました。キットはフジミの古参。AB-Figuresの魅力的なフィギュアと組み合わせてみました。

3.7cm Pak 36 with Stielgranate 41, 1-72, Dragon with Milicast

 

1940年の標準的な対戦車砲だったPak36ですが、英仏の重戦車、その後のソ連のKVやT-34に対峙するや、あっという間に時代遅れになってしまいました。代替のPak38や40が不足するなか、改善策として1941年に投入されたのがStielgranateです。180mmの装甲を打ち抜けるPanzerfaustの先駆けともいえるものでした。キットはDragonにMilicastの部品を追加してみたものです。

7.5cm le. IG18 Infantry Support Gun

(ZVEZDA 1/72 w/ AB Figure)

 

1932年に採用され、終戦まで各戦線で使用された歩兵支援用砲です。その昔、Esci製の魅力的なキットがあったのを思い出します。これは当館初登場となるZVEZDA製のインジェクションキットです。AB-Figureの降下猟兵と組み合わせて みました。とてもコンパクトなビネット風です。

7.5cm Pak 40, 1-76, MMS

 

いわずと知れたWW.IIドイツ軍の主力対戦車砲です。東部戦線で遭遇したソ連軍のT-34等に対抗するため1941年に開発され、その後あらゆる戦線で使用されました。1945年までに牽引型で23500門、自走砲用に6000門生産された様です。キットはMMSのホワイトメタルです。2017年に廃業した同社への感謝を込めて、フィギュアも含めてオールMMSのビネットとしました。

7.5cm Fk 7M85, MMS with AB-Figurres

 

野砲と対戦車砲の二役を担い、かつ生産性の改善も狙って1944年から生産されたシリーズです。一見してわかるように、傑作対戦車砲であるPak40を le FH 18/40の砲座に乗せており、野砲としての性能を持たせています。7は口径グループ、Mは弾道グループ、85は兵器番号の下2桁といった具合に標準化がすすめられていたようです。キットはMMSのホワイトメタル製で、シャープな出来です。