Ⅰ号B型15cm自走砲 ミリキャスト1/76
15cm sIG33 auf Pzkpfw.Ⅰ Aufs.B 1-76(Milicast)
インスタント感漂う即席自走砲ですが、フランス戦で早くも重歩兵砲の自走化に取り組んでいるあたり、先駆的ともいえると思います。キットはミリキャスト1/76です。 これは、90年代半ばに出戻った時に初めて手にしたレジンキットでして、大変思い出深いものです。今回久しぶりに若干の手直しをしました。
10.5cm自走砲 Mk.VI 736 (e) M.G.M.(1/76)
10.5cm LeFH16 auf Geschuetzwagen Mk VI 736(e), 1-76, M.G.M
これはまた小さな自走砲で。なんと、ビッカースの車台に10.5cm砲を搭載してしまうとは。227歩兵連隊の車両で12両が製造されたようです。同連隊はあと6両、15cm砲を搭載した支援車両も装備していました。キットはドイツのガレージメーカーM.G.M.。うーん久しぶりに「ガレージキット」を作ったというのが正直な感想です。形にするまでが大変。でも、完成すればいい感じです。
3.7cm Pak 36 auf Renault UE(f) , 1-72, S-Model Vol.1
フランス軍から鹵獲したルノーUE牽引車にPak 36を搭載した簡易自走砲です。即席感がありますが、バランスが取れており、UEの使用法としては意外に良かったのではないでしょうか。キットはS-Moelのインジェクションです。シャープなモールドで繊細な足回りをきちんと再現してくれており、好感が持てます。
3.7cm Pak 36 auf Renault UE(f), 1-72, S-Model Vol.2
S-Modelは多くのキットが二個一とお得になっています。そこで、2台目は別のタイプを再現してみました。こちらの方が現地改装の即席タイプで、Vol.1の原型に当たるのではないでしょうか。個人的には、このタイプの方が好みです。なお、運転手の視野が完全にふさがれてしまいますので、戦闘時は停車する運用あだったのでしょう。
3.7cm Pak auf Pzkpfw. I Ausf. A, 1-72, Modeltrans
ドイツ軍の対戦車自走砲の黎明期に試作された車両です。I号A型に3.7cm砲をそのまま搭載しています。写真が数枚確認できますが、ごく僅か試作されたものでしょう。以下の4.7cm搭載自走砲に連なる存在です。キットはModeltransのレジン。残念ながらPak36の防盾がそのままでしたので、写真で確認できる範囲で修正を施しています。
I号4.7cm対戦車自走砲 初期型(ミリキャスト 1/76)
4.7cm Pak(t) auf Pzkpfw. I Ausf. B early production, 1-76, Milicast
ドイツ軍初の本格的な対戦車自走砲が本車です。202両がI号B型から改造されたようですがこれはその初期生産型。防盾の形状が後期型と異なります。キットはミリキャスト製のレジンです。4.7cm砲はII号戦車の主砲(2cm)の2倍の威力があったようです。
Ⅰ号4.7cm対戦車自走砲 後期型(フジミ1/76) Vol.1
4.7cm PAK(t) auf Pzkpfw.ⅠAusf. B late production, 1-76, FUJIMI Vol.1
Ⅰ号戦車にチェコ製4.7cm砲を搭載した対戦車自走砲です。フジミの傑作キットを素組み。これも小学生のころに作った記憶があります。箱絵や以前にMMMでみたトニー・グリーンランド氏の作品をお手本にアフリカ戦線塗装にしてみました。本車を作成したのは1994年頃で、このカテゴリーの展示第1号です。
I号4.7cm対戦車自走砲後期型(フジミ 1/76) Vol.2
4.7cm Pak(t) auf Pzkpfw. I Ausf. B late production, 1-76, FUJIMI Vol.2
初期型を作成するのに合わせて、実に久しぶり(四半世紀!)にフジミ製も作ってみました。古さを感じさせない傑作です。末永く供給してほしいですね。本車はオーソドックにPanzergrau塗装にしてあります。
7.5cm PAK40 auf Pzkpfw.I Ausf. B (EMEWE 1/72) in celebration of 70000hits
ベルリン防衛戦に使用された急造車両のようです。I号戦車の車台では、相当無理がありそうですが、この種の改造車両には興味をそそられます。キットはEMEWEのフルレジン。初めてのメーカーでしたが、組み立てやすく好感が持てました。車体、砲、防盾と出自を反映して塗装を変えてみました。
4.7cm対戦車自走砲 35(t) アタック(1/72)
4.7cm PAK(t) auf Pzkpfw.35(t) 1-72(Attack)
大好きな35(t)の派生車両としては、ルーマニアのTacam2が有名ですが、こちらはドイツにより1940年前後に35(t)牽引車から2台試作されたタイプのようです。実戦にも投入されたという記載をインターネットで見つけました。作品は悪名高きAttack製1/72。確かにアタックの製品には驚かされることが多いですが、35(t)系列はまずまずです。個人的には早くTcam2がリリースされることを願っています。 2013/1若干の補正を施しました。
4.7cm自走砲R35(f) ミリキャスト(1/76)
4.7cm Pak auf Pzkpfw. 35R(f), 1-76, Milicast
フランス軍から鹵獲したルノーR35軽戦車から製造された自走砲です。手元の資料によると、Ⅰ号自走砲の後継モデルの位置づけで、174両も改造されたとのことです。独仏混合の車両なので、なかなか興味深いです。ノルマンディー戦で遺棄された写真をイメージして3色迷彩にしてみました。 2013/1に若干の補正を施しました。
Borgward III with 5cm Pak38, 1-72, Schatton-Modellbau
ボルクヴァルトIII型特殊牽引車にPak38を搭載した試作自走砲です。ベースとなったIII型は28両製造され、うち2台が自走砲に換装されています。わずか3.5tの車体なので射撃時には後部の駐鋤を使用しました。キットは独Schattonのフルレジン。アルミ製の砲身パーツメーカーである同社には珍しいキットです。
Sdkfz. 135 マーダーI モデルトランス(1/72)
Sdkfz. 135 Marder I, 1-72, Modell Trans Modellbau
フランスから接取したロレーヌ・シュレッパー牽引車から製造された対戦車自走砲です。マーダーシリーズの初代ということになります。この車両は、スケールを問わずキットに恵まれず、ミッシングリンクになりがちですね。1/76でまともな代物はないため、ドイツのガレキメーカーであるModelltransのものを採用しました。非常に好感のもてるキットです。
Sdkfz. 131 Marder II (Milicast 1/76) Vol.1
Ⅱ号戦車にPak40 7.5cm砲を搭載した対戦車自走砲です。MMでも初期にキット化されていましたからメジャーな存在ですね。キットはミリキャストの1/76です。ハンガリーでの最後の攻勢となったバラトン湖での戦いに参加した車両をイメージしてみました。 2012年1月若干の補正を施しています。
Sdkfz. 131 Marder II (Special Armour 1/72) Vol. 2
東部戦線でソビエトの優秀な戦車と対峙したドイツ軍は対戦車砲の自走化に取り組み、その車台として陳腐化した軽戦車等が利用されました。その一つII号戦車F型の車台にPak40を搭載したのが本車です。500両以上が生産され、終戦まで運用されました。キットは廃業してしまったMK社の秀作を引き継いだSpecial Armourのインジェクションです。ミニスケMarder IIの決定版です。
マーダーII 7.62cm ミリキャスト(1/76)
PAK36(r) auf Pzkpfw.II Aufs.D, 1-76. Milicast
Ⅱ号戦車D型の車台にロシア製の7.62cm砲を搭載した自走砲です。キットはミリキャストの1/76。なかなかユニークな形状で気に入っていますが、この乗員は相当不安な戦いを強いられたのでしょうね。実車の写真解説がダークイエロー(Dunkelgelb)だったので、その通りにしましたが、この車両はやはりPanzergrauの方が似合うかもしれません。 2012/3若干の補正を施しています。
Ⅱ号15cm自走砲 ミリキャスト(1/76)
15cm sIG33 auf PzkpfwⅡ Ver.B, 1-76, Milicast
Ⅰ号に次ぐsIG33搭載自走砲(Bison)の2代目です。Ⅱ号戦車の車台にそのまま搭載したA型に比して、こちらは車長が延伸されたB型。全部で12台生産されて北アフリカで使用されたとのことです。キットはミリキャストの1/76です。
III号15cm自走砲
15cm sIG33 auf Pzkpfw III (Attack + Dragon 1/72)
II号15cm自走砲のsIG33重歩兵砲を、破損したIII号H型の車台に搭載したDAKの現地改修車両です。恐らくワンオフ車両でしょう。キットはAttack製のインジェクションですが、足回りを中心に、出来の良いドラゴンのIII号戦車より部品を移植しています。かなり手間がかかりましたが、何とかイメージ通り完成です。