T-26 Finnlandia-45 (Mirage 1/72)
英ヴィッカース6t戦車をベースにソ連が開発したT-26は、登場時点では最強クラスの45mm砲を備え、大戦初期の主力でしたが、ドイツ軍との緒戦で消耗し、T-34に置換されていきました。
フィンランド軍では、鹵獲した本車を事実上の主力戦車として100両以上を運用しました。キットはMirageのインジェクションで、シリーズ展開として、フィン軍仕様もラインナップされています。同軍の独特の迷彩は魅力的です。
T-28 Medium Tank (Trumpeter 1/72)
T-28はソ連により開発された中戦車で1933年に正式化されました。同時期に開発されたT-35とは兄弟のような関係です。主に大戦初期に実戦投入されましたが、本格的な投入はフィンランドとの冬戦争でした。フィン軍はこの戦いで5両のT-28を鹵獲し、自国装備に編入して改良しながら戦後まで運用しました。今回は鹵獲直後の車両をトランペッターのキットで再現してみました。塗装もソ連仕様のままです。
Finnish Assault Gun BT42 (Milicast 1/76)
フィンランド軍が捕獲したソ連製BT-7から改造した突撃砲です。主砲にはイギリス製Q.F.4.5インチ榴弾砲を搭載し、乗員は3名でした。合計18両が製造され、1943年に実戦配備されましたが、榴弾砲だけに対戦車戦闘能力に乏しく、後にドイツからIII突が輸入されるようになると、これに代替されていきました。キットはミリキャストのBFシリーズです。本来ガレキアイテムですが、各スケールでキット化されている人気アイテムです。
Stug III Ausf. G Finnish Army (UM 1/72)
フィンランドは来る本土防衛戦に備えて1943年にドイツからIII号突撃砲を輸入しました。同年7月から9月にかけて30両のIII突G型が納品され、フィンランド軍仕様に改造されました。この虎の子は、1944年6月以降のソ連の攻撃に対する防衛線に投入され、大きな戦果を上げ、フィンランドの独立維持に貢献しました。WWIIのフィンランド軍最強の装備といえます。