R-1 クロムウェル(1/76)
R-1, 1-76, Cromwell Models
チェコ製AH-Ⅳのルーマニア仕様。騎兵師団の偵察部隊で使用されたようです。足回りは、後のLTvz.38を彷彿させますが、なにせ小さいのでびっくりします。これで東部戦線に投入されたとは。キットはクロムウェル1/76です。バトルフィールドシリーズは、おそらくウォーゲーマーを念頭に置いていたのでしょう。3台セットでした。いずれ残りと合わせてジオラマでしょうか。
Renault R35 in Romanian Service (First to Fight + Modelltrans 1/72)
開戦時ルーマニア軍の事実上の主力戦車はフランスから輸入したルノーR35で75両装備していました。スターリングラードでの戦闘を経て、同車の武装強化が喫緊の課題となり、鹵獲したT-26やBT-7から45mm砲が移植されました。本車はこの武装強化版で30両余りが改装され、終戦まで運用されました。FtFのR35にModelltransのパーツを組み合わせています。砲身が変わるだけで随分印象が変わります。
R2 オストモデルス(1/76)
R2, 1-76, Ostmodels
ルーマニア版の35(t)です。1936年にチェコのシュコダ社に発注されたもので、オリジナルのLTvz.35に種々の独自仕様を盛り込んだもの。外観の違いで目立つのは、砲塔後部が鋭角になっている点です。東欧のマイナー車両はオストモデルスの真骨頂ですね。 2015年8月にフェンダー部の泥除け?を追加するなど、一部補正を施しています。
マーシャル駆逐戦車 FCM(]1/76)
Romanian Hunting Tank Maresal, 1-76, Fine Cast Models
ルーマニアが戦争末期に開発した駆逐戦車です。T-60のコンポーネントを利用した初期試作から最終的にはM-06タイプとよばれる最終プロトタイプまで完成したことろで敗戦により打ち切りになった不運な車両です。Hetzerを彷彿させますが、実際、これがHetzerの開発に影響を与えたという説もあるようです。キットはFCMの1/76。正面の写真しかないため車台は不明ですが、当社のは38Dとなっています。
Tacam T-60自走砲 オストモデルス(1/76)
Tacam T-60 SP, 1-76, Ostmodels
ルーマニアが1943年に開発した対戦車自走砲です。上記のR1やR2でソ連に攻め込んでみたものの、自国の装備の非力さを痛感したルーマニア軍が泥縄式に編み出した鹵獲兵器の組み合わせです。車体にはT-60軽戦車を転用、オープントップ化して搭載したのも、同じく大量に鹵獲されたソ連製の76.2mm砲でした。34両製造されて実戦投入されています。ドイツのMarderⅢ(r)に相当する存在ですね。キットはオストモデルスの1/76レジンです。
Tacam R-2自走砲(セミスクラッチ 1/72)
Tacam R-2 SPG, 1-72, scratch building
Tacam T-60に続いて、ルーマニア軍は主力戦車R-2の自走砲化を図りました。1943年に採用が決まったものの、R-2の代替車両の確保が遅れ、生産開始は1944年2月末にまでずれ込みました。20両が完成したところで同年8月のルーマニアの降伏で生産は中止されました。結局、当初想定された対ソ戦には投入されず、その後のドイツ軍掃討作戦に従事しました。キット化に恵まれなかったため、FTF製キットをベースにスクラッチしてみました。
スコダ装甲車PA-III フェアリー企画(1/72)
Skoda Radpanzerwagen PA-III, 1-72, Fairy Planning
チェコスロバキア陸軍用に開発された装甲車です。重量6.5tで乗員5名と大型ゆえ、最高速度は35km/hだったようです。1927年に24両製造され、39年のチェコ併合に伴いドイツ軍が摂取、その後スロバキア軍とルーマニア軍にも回されました。キットはフェアリー企画のレジンで1/72。ユニークさでは、別頁のタートル(PA-II)に軍配が上がるかもしれませんが、いずれにしても当時のチェコの装甲車は個性的です。